勤怠管理システムで使えるICカードって?
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打刻
使わない日がないほど生活の一部になった「ICカード」。弊社の勤怠管理システムでもICカードを利用したタイムレコーダーを用意しています。
交通系のICカードであるsuicaやPASMO、ICOCAをはじめ、コンビニやスーパーで利用できるICカード、ICカードと同じICチップが埋め込まれている携帯電話など、様々な種類があるように感じますね。
タッチオンタイムでも、ICカードを利用したタイムレコーダー(打刻端末)を取り扱っていますが、よく「ICカードって新しく買わなきゃいけないんですよね?」とご質問いただきます。しかし、大抵はICカードを購入しなくて済むケースがほとんどです。なぜなら就業者の皆様は何らかのICカードをお持ちの方が多く、それを使って打刻できるからです。
そこで今回は、日本国内でよく利用されるICカードの種類と、ICカードを利用して出退勤打刻ができる勤怠システムでよく使用されるタイムレコーダーをご紹介します。
ICカードの種類と規格の違い
日本国内で利用されているICカードの「規格」は、大きく2つに分けられます。日本国内で多く採用されている『FeliCa(フェリカ)』規格と、国際的にスタンダードな『MIFARE(マイフェア)』規格※1です。
『FeliCa(フェリカ)』規格は交通系ICカードや小売店のICカードなどに採用されている規格です。上の図を見ていただくとイメージしやすいと思いますが、日本国内では数多く流通しており、20代~60代の就業世代なら1人1種類くらいは持っているのではないでしょうか?
一方『MIFARE(マイフェア)』規格は国内で一般的に流通しているのがtaspo(タスポ)のみで、フェリカに比べてマイナーなイメージですが、価格が安価なため社員証用のICカードとして採用されることが多く、所有率は意外と高いようです。
勤怠システムに使えるICカードリーダー
勤怠管理システムの従業員情報とICカード内の識別番号を連動させるとICカードをカードリーダーにかざすだけで、出退勤情報を記録できるようになります。連動自体は簡単ですが、ICカードの情報を読み取るためにICカードリーダーが必要になります。そこで勤怠管理システムでよく使用されるICカードリーダー(=タイムレコーダー)をご紹介します。
PaSoRi(パソリ)の詳細はこちら
タッチオンタイムレコーダーの詳細はこちら
PaSoRi(パソリ)って聞いたことありませんか?パソリはパソコンやタブレットに接続してフェリカやマイフェア規格のICカード情報を読み取ることができるカードリーダーです。
パソリ自体が割と手頃な価格なので導入しやすいのですが、パソコンと接続する必要があることと、生体認証の打刻方法を併用しにくいことから、不正打刻を懸念される事業所ではタッチオンタイムレコーダーのようなICカード認証・生体認証の併用が簡単なタイプのタイムレコーダーを選択されることが多いようです。
ちなみに勤怠管理システムでは、ICカードに記録されている金銭情報は一切使用しません。勝手にお金が引かれていく!なんてことはありませんのでご安心ください。
こんな方にオススメ
ICカードを利用した勤怠管理はこんな会社・現場の方にオススメです。
- 簡単に勤怠管理を行いたい
- 紙のタイムカード、勤務表へ手書き、エクセル記入等で勤怠管理を行っている
- とにかく安く勤怠管理システムを導入したい
- 省スペースで設置したい
- ICカードの社員証を利用している
- 社員の多くが交通系ICカードを利用している
- 社員の多くが小売店で利用できる決済系ICカードを利用している
まとめ
- ICカードは大きくFeliCa(フェリカ)とMIFARE(マイフェア)に分けられる
- FeliCa:suicaなどの交通系ICカード、nanacoやwaon、楽天edyなどの小売店で利用できるICカード。
- MIFARE:一般的に流通しているのはtaspo。それ以外だと社員証で採用されることが多い
- 勤怠管理の出退勤でICカードを使用する場合、カードリーダーが必要。
勤怠管理でよく利用されるICカードリーダーは下記の2つ。- PaSoRi(パソリ):USBでパソコンに接続。Felica・MIFARE共に認証可能。
- タッチオンタイムレコーダー:パソコン接続不要。Felica・MIFARE共に認証可能。
ICカードは色々種類があってややこしいな、と思っていましたが、元々は同じ規格のサービスに、独自のブランド名・付加価値をつけたものだったんですね。
交通系のICカードだけなく、コンビニや大手小売店などでも幅広く利用できるICカード。「実はこれも使えたんだ!」なんてことも多いようです。
ICカードはあまり貸し借りをしません。定期として利用している場合は、貸してしまうと交通手段がなくなってしまったり、お金をチャージしている場合はお財布そのものとなるからです。そのため、生体認証に劣るとはいえ不正打刻の抑制にもなると言われてます。
勤怠管理システムの打刻方法にお悩みでしたら、ICカードの打刻はいかがでしょうか?